妊娠を経験した女性と看護師

肝硬変を患っている人の避妊ピルの使用

避妊に失敗してしまうと、望まない妊娠の確率が高くなります。必ずしも100%妊娠するとは言えませんが、性行為中にコンドームが外れてしまったり、破けてしまった、などのアクシデントがあると真っ青になります。
避妊の成功率が高いのは、緊急避妊ピル(モーニングアフターピル)を使う方法です。性交渉後72時間以内に飲むことで、高い確率で避妊することができます。
しかし、肝硬変の人や肝硬変の既往歴がある人は使えない可能性が高いです。
肝硬変は肝障害によって細胞が壊死してしまう病気です。一度発症すると肝臓の機能が著しく低下してしまうので、薬物への代謝能力が落ちてしまいます。
肝臓は解毒、排出などを行っている器官なので、ここがやられてしまうと薬が使えない可能性が高くなります。また、服用することで体内でうまく解毒できなくて重篤な副作用が起こる危険性があります。
特に緊急避妊薬は、ホルモン量を多くして一気にホルモンバランスを変化させる効果があります。もともと副作用が強い薬な上に、肝臓が正常に機能していない肝硬変の人が飲んでしまっては命に危険を及ぼすおそれもあります。
病院で処方を受ける場合には必ず検査を受けてから行うので、肝硬変の人はそもそも処方を受けられない可能性がありますが、ネット通販で入手できる薬だと処方箋なしで買えるので、知らずに使って危険な状況に陥る可能性があります。
とにかく急いでいるという気持ちはわかりますが、肝硬変持ちの人は必ず医師に相談して今後の行動を決めるようにしましょう。
ちなみに、避妊薬による副作用には、血液を固まりやすくして血栓を作りやすくする、心循環器疾患や不正性器出血、悪心、嘔吐、などがあります。